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03月06日-04号

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  1. 毛呂山町議会 2023-03-06
    03月06日-04号


    取得元: 毛呂山町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-11
    令和 5年  第1回(3月) 定例会           令和5年第1回(3月)毛呂山町議会定例会議 事 日 程 (第4号)                          令和5年3月6日(月曜日)午前9時30分開議日程第 1 町政に対する一般質問日程第 2 後日日程の報告出席議員(12名)     2番   下  田  泰  章  議員    3番   平  野     隆  議員     4番   澤  田     巌  議員    5番   牧  瀬     明  議員     6番   佐  藤  秀  樹  議員    7番   荒  木  か お る  議員     8番   千  葉  三 津 子  議員    9番   村  田  忠 次 郎  議員    11番   小  峰  明  雄  議員   12番   髙  橋  達  夫  議員    13番   長  瀬     衛  議員   14番   堀  江  快  治  議員欠席議員(1名)    10番   岡  野     勉  議員                                              地方自治法第121条の規定に基づき出席を求めた者の職氏名   井  上  健  次   町  長      関  本  建  二   副 町 長   髙  沢  佳  弘   教 育 長      大  澤  邦  夫   秘書広報                                       課  長   大  野     勉   総務課長      小  峰  一  俊   企画財政                兼選挙管                   課  長                理委員会                書 記 長   小  峰     浩   管財課長      田  邉  和  宏   税務課長                兼 福 祉                会 館 長   吉  田  茂  雄   住民課長      小  室  永  治   福祉課長   串  田  和  佳   高 齢 者      小  川  賢  三   子 ど も                支援課長                   課 長 兼                                       保育所長                                       兼 児 童                                       館 長 兼                                       学童保育                                       所  長   小  泉  雅  昭   保  健      皆  川  謙 一 郎   生活環境                センター                   課  長                所  長   宮  寺  定  幸   産業振興      山  口  貴  尚   まちづく                課 長 兼                   り 整 備                農  業                   課  長                委 員 会                事務局長   田  口  雄  一   会  計      渡  邉     昭   水道課長                管 理 者                兼 会 計                課  長   石  田  麻 里 子   教育総務      土  屋  浩  一   学校教育                課  長                   課 長 兼                                       教  育                                       センター                                       所  長   岩  下  幸  一   生涯学習      笹  川  博  嗣   学校給食                課 長 兼                   センター                中央公民                   所  長                館 長 兼                東 公 民                館 長 兼                歴史民俗                資料館長   波  田  裕  一   スポーツ                振興課長                兼 総 合                公園所長                                              本会議に出席した事務局職員   酒  巻  義  一   事務局長      木  野  元  博   係  長   小 久 保  磨 衣 子   主  任 △開議の宣告 ○小峰明雄議長 ただいまの出席議員数は12名であります。  定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。                                      (午前 9時30分) △町政に対する一般質問 ○小峰明雄議長 日程第1、町政に対する一般質問を行います。  順次質問を許します。                                                       ◇ 澤 田   巌 議員 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。                 〔4番 澤田 巌議員登壇〕 ◆4番(澤田巌議員) 皆さん、おはようございます。4番、澤田巌です。議長に発言の許可をいただきましたので、通告書に従い、町政に対する一般質問をさせていただきます。今回は4問です。  1問目です。自転車利用者ヘルメット着用努力義務化についてお伺いします。警視庁のホームページによると、改正道路交通法の施行により、令和5年4月1日から自転車利用者ヘルメット着用が努力義務化されると記載されています。自転車事故で死亡した人の約7割が頭部に致命傷を負っており、ヘルメットの着用状況による致死率では、着用していない場合の致死率は、着用している場合と比較すると約2.3倍も高くなっています。自転車用ヘルメットを着用し、頭部を守ることが重要であると考えます。今後ヘルメット着用努力義務から、ヘルメット着用義務になると考えられますが、毛呂山町の対応策、周知方法などについてお聞きします。  2問目です。免疫力強化についてお伺いします。ふだんから十分な睡眠、適度な運動、そしてバランスの取れた食生活などを続け、免疫力を高めることで、インフルエンザ等の感染症対策やがんなどの発症も抑えられるとの報道がありました。令和5年4月1日より「健幸づくりのまち もろやま」として実施予定である毛呂山町、町民の健康維持には免疫力強化は必要不可欠だと考えます。担当課のお考えを伺います。  3問目です。河川等の汚染対策についてお伺いします。近年、海洋マイクロプラスチック汚染等が問題化され、各国々ではその対策を求められています。河川から海へ流れ込むプラスチックごみが問題となり、日本でも樹脂製ストローが紙のストローに変わりつつあり、ビニール袋を有料化する小売業も多くなり、日々脱プラスチック化が進んでいるようです。埼玉県は、県土に占める河川の割合が日本一であり、河川敷の清掃や整備も重要になってくると思います。  1つ目として、毛呂山町にある河川の水質の状況、2つ目として、企業誘致に伴う排水などの安全性について、毛呂山町の抱える環境問題の現状と今後の対策についてお伺いします。  4問目です。少子化対策についてお伺いします。岸田総理が、年頭に「異次元の少子化対策」を打ち出したことを受け、政府内では少子化対策の積み増しが進められています。具体的には、児童手当の所得制限撤廃と多子世帯への加算に始まり、保育人材の処遇改善、子育て家庭の相談や一時預かりサービスの拡充、さらには医療費の高校3年生までの無償化、育児休業給付の対象外の人への給付など、豊富な内容になっています。少子化問題について重い腰を上げた政府、大きな一歩であり、大いに期待したいと考えています。  1つ目として、1月15日に開催した毛呂山町婚活イベントの結果と反省点についてお伺いします。  2点目として、今後の毛呂山町婚活支援ネットワークの活用など、毛呂山町の考える少子化対策などをお聞きします。  以上です。 ○小峰明雄議長 皆川生活環境課長。                 〔皆川謙一郎生活環境課長登壇〕 ◎皆川謙一郎生活環境課長 おはようございます。澤田議員の1問目の自転車利用者ヘルメット着用努力義務化について及び3問目の河川等の汚染対策についてのご質問に順次お答え申し上げます。  議員ご案内のとおり、昨年道路交通法の一部が改正され、令和5年4月1日から全ての自転車利用者ヘルメットの着用が努力義務化されることになりました。町ではこの改正について、広報紙やホームページを活用し、啓発を行う予定でございます。  議員ご質問の自転車利用者ヘルメット着用が努力義務から着用義務に改正された場合の対応でございますが、まずは広く周知する必要がありますので、広報紙やホームページによる啓発や、交通安全街頭キャンペーンにおいて効果的に啓発を行うことが必要と考えております。また、自転車を利用する小学生以下の児童及び65歳以上の高齢者を対象とした自転車用ヘルメットの購入費を補助する予算を、来年度当初予算に計上させていただいております。今後、ヘルメットが着用義務となった場合には、補助対象の拡大について検討していきます。今後も自転車利用時のマナーアップ及びヘルメット着用の啓発などの安全対策を推進してまいりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。  3問目、河川等の汚染対策についてのご質問にお答え申し上げます。議員ご案内のとおり、プラスチックは自然界でほとんど分解されないため、河川を伝わって海に流れ込み、紫外線による劣化や波の作用により破砕され、5ミリ以下の小さな破片、いわゆるマイクロプラスチックになります。近年、そのマイクロプラスチックを海の生物が餌と間違えて食べてしまうなど、生態系を含めた海洋環境への影響が世界的な問題になっております。  ご質問の1点目、町内にある河川の水質の現状についてお答え申し上げます。町では、毎年度、町内13か所で年4回、河川の水質検査を行い、水質状況の確認をしております。昨年度と今年度の結果では、水質汚濁の指標であるBODの数値がほとんどの調査箇所で環境基準値を下回っている状況でございます。  次に、2点目、企業誘致に伴う排水などの安全性についてお答え申し上げます。町内へ企業が進出し、工場などを建築する場合には、建築確認申請開発許可申請の中で、申請内容が関係法令に適合しているか審査しております。また、工場などから公共用水域に処理水を排出する場合で、水質汚濁防止法の特定施設、または埼玉県生活環境保全条例指定排水施設に該当する場合には、毛呂山町を所管している埼玉県東松山環境管理事務所への届出が必要となり、稼働後は埼玉県東松山環境管理事務所による立入調査が行われます。このような審査や届出により、企業進出時には排水などの安全性は保たれていると考えております。  なお、町では企業から公共用水域に排出される排水について年1回の水質検査を行い、浄化槽等が適正に機能しているか確認しており、検査結果が不適合な場合には企業へ改善するよう指導しております。また、適正な処理がされていない排水等の通報が住民からあった場合や職員による見回り等により発見した場合には、原因元の企業へ訪問し状況の確認後、原因や内容及び今後の対策について書面による詳細な報告を求めております。さらに、状況に応じて埼玉県東松山環境管理事務所と連携し現地確認等を行い、適正管理について指導しております。今後も河川の水質汚染などの環境問題につきまして、県などの関係機関や関係各課と連携、協力し、対応してまいりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。 ○小峰明雄議長 小泉保健センター所長。                 〔小泉雅昭保健センター所長登壇〕 ◎小泉雅昭保健センター所長 2問目の免疫力強化のご質問につきましてお答え申し上げます。  私たちの身の回りには、様々なウイルスや細菌などの病原体が存在しており、体内に入ると増殖し、感染症等を引き起こします。免疫は、この病原体などの異物から体の健康を守る働きのことで、私たちの体に生まれながらにして備わっている仕組みでございます。自分と自分以外の病原体を区別し、異物と判断して攻撃し、排除しようとするものです。また、体の中ではがんのような正常でない細胞も生まれていますが、この免疫機能が常に監視や排除を行い、がんの発生を防いでいると考えられております。  健康を保つ上では、この免疫力を強化することは必要不可欠であり、議員ご指摘のとおり、ふだんの生活において十分な睡眠や休養、適度な運動、バランスの取れた食生活を心がけることにより、免疫力を高め強化することは、町民の疾病予防や健康を増進していくためには大変重要なことであると考えております。今後におきまして、健幸づくりのまちを推進する上で、町民が免疫力強化を意識した生活を送ることができるよう、町民の健康増進に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 4問目、少子化対策についてのご質問に順次お答え申し上げます。  初めに、1点目の令和5年1月15日に開催した毛呂山町婚活イベントについてでございますが、本事業は町の重要課題である人口減少や少子化の一因となっている未婚化、晩婚化の改善を図るとともに、結婚を希望する方に対して、町として出会いの機会を創出することを目的に実施したものです。これまでも川越都市圏まちづくり協議会において婚活イベントを実施しておりましたが、本町の少子化対策のさらなる推進を図るため、今回町単独で実施したものでございます。  事業の成果でございますが、最終的に定員を超える申込みをいただき、当日は男性20人、女性21人の参加により事業を実施し、5組のカップル成立に至った点が挙げられます。また、今回開催した婚活イベントのような対面形式でのイベントに、引き続き需要があると確認できた点も、今後の結婚支援や少子化対策を検討する上での成果であると考えております。  一方、事業の周知期間については、改善の余地があると考えられます。今回の事業実施に当たりましては、「広報もろやま」、町ホームページ、SNS、武州長瀬駅や他市町の広報紙や公共施設でのポスター掲示などを実施するとともに、毛呂山町婚活支援ネットワーク加入団体への周知依頼を行ったところでございますが、ある程度余裕を持った周知期間を設けることで、より多くの方が参加しやすい形になるのではないかと考えております。また、参加者にアンケートを取っておりますので、評価検証を実施した上で、来年度以降の事業展開に生かしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  次に、2点目の毛呂山町婚活支援ネットワークの活用など、今後の少子化対策についてお答え申し上げます。議員ご承知のとおり、少子化は全国的な流れであり、町レベルで抜本的な解決を図ることは非常に困難であります。しかしながら、限られた財源の中で、町として実施できることを着実に進めていくことが地方自治体の責務であり、その一つが昨年度に設立した毛呂山町婚活支援ネットワークだと考えております。婚活支援ネットワークは、結婚を希望する方を町全体で応援する機運の醸成を図ることを目的に設立し、町内の民間企業や各種団体など32団体に参加いただいております。さきの婚活イベント開催に当たりましても、イベント周知イベント参加者への応援メッセージをいただくなどのご協力をいただいており、令和5年度以降につきましても、より効果的な連携方法を鋭意検討してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) それでは、順次再質問させていただきます。  まず、自転車利用者ヘルメット着用努力義務についてお伺いします。繰り返しになりますが、今年の4月1日から道路交通法の一部が改正されまして、自転車に乗るときはヘルメット着用努力義務になります。いずれ義務化されると思います。課長ご答弁のように、広報紙やホームページ、その他交通安全のキャンペーンですか、それを使って町民の方に周知するということはとてもダイレクトで早くていいことだと思います。このヘルメット着用努力義務に関しましては、まだ施行前ですので、お聞きすることがありませんので、1点だけお聞きします。当初予算にのせてあったヘルメット補助制度について、その内容をお聞きします。 ○小峰明雄議長 皆川生活環境課長。                 〔皆川謙一郎生活環境課長登壇〕 ◎皆川謙一郎生活環境課長 再質問にお答え申し上げます。  補助制度の内容でございますが、先ほどもご答弁いたしましたが、対象がまず小学生以下の児童及び65歳以上の高齢者、この方が自転車用ヘルメットを購入した場合に、購入費の一部を補助するものでございます。また、補助金の額でございますが、購入した自転車用ヘルメットの購入金額の2分の1で、上限を2,000円とし、1人1回の補助を予定してございます。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) また、ご答弁には、いずれ着用義務になると思います、そのときにはまた補助金制度の拡大も検討するというご答弁をいただきました。ぜひそのときには、自転車利用の方の安全等を守ることに対して、また引き続き担当課としてご尽力をお願いしたいと思います。1問目は終わりにします。  続きまして、2問目に移ります。免疫力強化について、小泉保健センター所長にお伺いします。昨年の夏、とても猛暑で、私は仕事柄、外仕事で体調が悪化しまして、胃腸が乱れて約1週間ほど寝込みました。それによって5キロぐらい体重が落ちました。さらに今年の1月の末に大寒波で、また外仕事をしていまして、またここで体調を崩しまして、約2週間寝込んで6キロぐらい痩せました。ですから、合計11キロから12キロ、ダイエットせずに痩せることができましたというか、痩せてしまいました。体重戻るかなと思ったら、全く戻らないのです。これはもう加齢により代謝が悪いのかなと、自分なりに判断しています。医師の判断は逆流性食道炎ということですが、やはりこれはストレスと免疫力低下の結果だと言われました。私の場合、体調不良になるサインというのは、口内炎ができたりするのです。その場合は少し気を使っているつもりなのですが、若いときには何でもなかったのですが、なかなか対応できなかったです。こうして長時間ちょっと起立している、立っているということもなかなかまだできなくて、完全に治っていないかなと思います。                 〔「まずい」と呼ぶ者あり〕 ◆4番(澤田巌議員) まずいですね。
    ○小峰明雄議長 静粛にしてください。 ◆4番(澤田巌議員) すみません。ここ10日ぐらいちょっと投薬等で調子がよくて、ちょっと食べてしまったのです。そうしたら、また木曜の夜から熱が出まして、そういう前段がありまして、自分なりに免疫力について調べました。やはり一番は、いろんな方法があります。笑うこと、笑うとナチュラルキラー細胞が活発になること。そして、ウオーキングとか、常に体を温めていくこと。適度な運動と食生活、そして質素な食生活。あと緑茶を飲む、カテキンには非常に殺菌作用があると。その他免疫力向上することたくさんネットに出ていますので、調べていただければなと思います。  では、再質問に戻ります。これまで免疫力強化について実施してきたことがあれば、ご説明をお願いします。 ○小峰明雄議長 小泉保健センター所長。                 〔小泉雅昭保健センター所長登壇〕 ◎小泉雅昭保健センター所長 再質問にお答え申し上げます。  これまでは、保健センターで実施している生活習慣病予防教室特定保健指導等において、栄養管理士による免疫力を上げる食生活のポイントの説明などにより、健康増進に努めてきている状態でございます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) 先ほど保健センター所長のご答弁にもありました、免疫力強化を意識した生活を送ることができるように町民の健康増進に努めていくという答弁がありました。では、今後どのような方向性で推進していくのかお聞きします。 ○小峰明雄議長 小泉保健センター所長。                 〔小泉雅昭保健センター所長登壇〕 ◎小泉雅昭保健センター所長 再質問にお答え申し上げます。  今後におきましては、保健センターが実施する保健事業における周知啓発はもちろんのこと、免疫力強化について規則正しい生活や適度な運動、バランスの取れた食事、十分な睡眠や休養の大切さなどを広報やホームページ等で特集を組むなど、町民が免疫力強化を意識した生活が送れるよう周知啓発に努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) それでは、この質問の最後に井上町長にお伺いします。  今年の4月1日から、「健幸づくりのまち もろやま」がいよいよ始まります。約6年ほど前ですか、行政視察というのですか、訪問させていただいた三島市の影響が多々入っていると思われます。でも、町民の健康増進にはとてもよいことなので、どんどん取り入れるべきだと私は考えています。大変すばらしい取組であると私は考えます。では、今後どのような展望があるのか、また意気込みなどを町長にお伺いします。 ○小峰明雄議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 澤田議員の再質問にお答えをいたします。  健幸づくりのまち宣言、4月というか、来年度行うわけでありますけれども、やはりこれについては今まで毛呂山町は医療と福祉のまちということで、町内にある埼玉医科大学病院としっかりと連携を取ってきたわけでありますけれども、今回の健幸づくりのまち宣言の中では、埼玉医科大学と具現的にいろいろ連携をしていくことができるというふうに、これもしっかりともう事前に副町長をトップにいろいろと交渉していただいて、埼玉医科大学ではいわゆる50人なり60人なり、そういった町民の方々に参加をいただいて、血液検査もさせていただいて、そのデータを取る、そして3か月、6か月、そういったウオーキングしていただいたり、いろんなメニューの中でその効果、こういったものも検証していくということでございます。また、これに係る費用についても、非常に埼玉医科大学、積極的に応援していくというようなお話も伺っておりますので、今回の健幸づくりのまち宣言というのは、本当に今まで医療と福祉のまちというふうなお話の中では、今まで以上にそういったものがしっかりと町民皆さんに、紹介をしていきながら、町民の皆さんが参加できるような、そういった試みが実現できるということで、本当にうれしく思っているわけであります。  特に町内に10か所のウオーキングコースを設定したり、あるいは公園に、高齢者の方々も公園を親しんでいただけるような背伸ばしベンチを設置するとか、いろいろ試みを用意しているわけでありまして、ぜひこの健幸づくりのまち宣言が近隣の市町村のみならず、全国に毛呂山町がこういうこれだけのことをやっているのだということ、これが分かっていただけるようなことを発信していきたいというふうに思っております。ぜひこれについてはしっかりと対応してまいりますので、町民の皆さんにも期待をしていただきたいというふうに思っております。  以上です。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) 私も大変期待しておりますので、ぜひご尽力よろしくお願いしたいと思います。  では、次に3問目の河川等の汚染対策についてお伺いします。この海洋プラスチック汚染等の問題は、以前にも先輩議員がここで一般質問をなさっておりますので、少し角度を変えて再質問したいと思います。ちょうど令和4年の3月5日9時から、毛呂山町から海洋プラスチックごみをなくす会が主催で、河川のごみ拾いしました。私も参加させていただきました。トラック2台以上のごみ、特に電子レンジとか、家庭のごみがたくさん出まして、河川ではなくグラウンドのほうにありました。非常に残念な結果だと思います。  では、再質問に戻りますが、町内河川の水質検査でBOD、いわゆる生物化学的酸素要求量、川の汚れを基準にする数値、これが大体ほとんど昨年とあまり変わっていなかった、もしくは下回っていたというご答弁いただきました。河川基準を上回っていた調査箇所、それはどの程度上回っていたのか、まずお聞きします。 ○小峰明雄議長 皆川生活環境課長。                 〔皆川謙一郎生活環境課長登壇〕 ◎皆川謙一郎生活環境課長 再質問にお答え申し上げます。  町内河川の水質検査、年間13か所やらせていただいているのですが、年4回の平均でBODの数値が環境基準値を上回っていた調査箇所でございますが、昨年、今年度とも葛川2号橋の下流の1か所となってございます。ほかの12か所については、環境基準値を下回っております。また、この地点のBODの平均値ですが、昨年度が4.6ミリグラムパーリットル、今年度が2.4ミリグラムパーリットルで、環境基準値の2.0ミリグラムパーリットルより、昨年度は2.6ミリグラムパーリットル、今年度は0.4ミリグラムパーリットル上回っていた結果となってございます。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) 年4回の平均値で、葛川の2号橋下流の水質が基準値より上回っていた、この理由について町はどう調査したのかお伺いします。 ○小峰明雄議長 皆川生活環境課長。                 〔皆川謙一郎生活環境課長登壇〕 ◎皆川謙一郎生活環境課長 再質問にお答え申し上げます。  葛川2号橋の上流にあります1号橋では、令和3年度、令和4年度と年間の平均値が環境基準値以下になっております。そのため、1号橋から2号橋の間において排出されております一般家庭からの排水、学校施設及び事業所からの排水が影響しているものと考えております。今後、水質悪化の原因把握に努めまして、きれいな河川のために対策を進めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) 汚れた排水等に対して、事業所を訪問して調査をしたとのご答弁もいただきました。どのような内容だったのか、答えられる範囲で結構ですので、お聞きします。 ○小峰明雄議長 皆川生活環境課長。                 〔皆川謙一郎生活環境課長登壇〕 ◎皆川謙一郎生活環境課長 再質問にお答え申し上げます。  ここ数年で調査した結果でございますが、訪問調査した結果、事業所内でペンキを使用して、使用後に屋外設置してあります手洗い場でペンキ塗りに使用した容器等を洗浄したため、河川に流れ出た事例がありました。色水が流れている河川をたどりまして、原因元の事業所を訪問し、原因の確認をしまして、原因者及び事業所に対して、報告と今後の対応について書面により報告するよう求め、指導してございます。  また、事業所から色のついた処理水の排水が河川に流出する事例が数回ございまして、その件につきましては事業所に原因と排水処理施設の確認を行いまして、同じく報告と今後の対策について書面により提出をいただいてございます。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) それでは、最後になりますが、毛呂山町内にある水質汚濁防止法及び埼玉県生活環境保全条例の規定に該当する施設というのはどのぐらいあるのかお伺いします。 ○小峰明雄議長 皆川生活環境課長。                 〔皆川謙一郎生活環境課長登壇〕 ◎皆川謙一郎生活環境課長 再質問にお答え申し上げます。  埼玉県作成の特定事業場等の一覧表によりますと、町内にございます水質汚濁防止法及び埼玉県生活環境保全条例の規定に該当する施設は21事業場となってございます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) 簡単にまとめますと、年4回水質検査を実施しており、異常があれば即座にその原因を担当課のほうから追求していく、調査していくということですね。企業進出に向けると、異常に私のところに水質に関して聞いてくる方がいますので、特に今のところ心配はなく、適宜に対応しているということですね。そうお伝えします。今後も町の川の水質維持について、ご尽力をいただきたいと思います。よろしくお願いします。  では、最後に少子化対策について、4問目です。少子化対策について再質問させていただきます。少子化対策の一つとして、未婚化そして晩婚化、今はもう非婚化ですか、になっていると思います。町として婚活イベントを開催したということは、非常に意味のある有意義なことだと私は感じています。まず、今年度実施した婚活イベントの参加資格や申込み状況について、具体的に課長にお伺いします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  今年度実施いたしました婚活イベントについてでございますが、毛呂山町福祉会館を会場といたしまして、定員を男性20人、女性20人の合計40名規模で実施する計画で企画のほうをいたしました。応募条件といたしましては、結婚を希望する25歳から40歳までの独身男女で、埼玉県在住、在勤の方といたしております。申込み状況でございますが、男性が49人、女性が22人、合計71人と、特に男性から大幅に定員を超える申込みをいただき、結果として抽せんでの参加とさせていただきまして、当日のキャンセルも含めて、最終的には男性20人、女性21人の合計41人の参加をいただいたものでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) 定員を超える申込みがあったということは、非常によかったかなと考えております。コロナ禍で、マッチングアプリで出会いの場が増えているという報道もあります。先ほどの課長のご答弁には、やはり対面式、やはりこれには一定のニーズがあると私も感じております。そこでお聞きしたいのですが、今回のイベントの内容はどのようなものだったのかお伺いします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  婚活イベントの内容についてでございますが、対面式で実施したため、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策を万全とした上で、参加者同士の1対1のトークタイムやフリートークタイム、こういったことを中心に参加者が自然に男女で交流ができる機会がなるべく多くなるよう、複数のミニゲーム、こういったことも盛り込んだ内容で実施のほうをさせていただきました。なお、参加者からのアンケート結果によりますと、婚活イベント全体の感想として、男性の55%、また女性の71.4%から、とてもよかった、もしくはよかったという回答をいただいておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) 参加者からのアンケートで、非常によかったということですね。ホームページにも載っていました。5組のカップルが成立したということが載っていました。また、結婚支援ネットワークの協力があったとご答弁もありました。このネットワークには、イベントの周知のほか、今回の婚活イベントでの連携、あるいは協力についてはどのようなことを行ったのかお聞きします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  婚活支援ネットワーク加入団体との連携等についてのご質問でございますが、イベントの周知はもちろんのこと、婚活イベント参加者への応援メッセージを募ったところ、参加者を応援する心のこもったメッセージをたくさんいただきまして、イベント会場内に掲示のほうもさせていただきました。また、加入団体となっている事業者から参加者へのお土産品を選定のほうもさせていただいたところでございます。  今年度につきましては、コロナ禍で長い間イベント等が中止や縮小となっていた中で、そういった中で実施したこともあり、飲食の扱い等については配慮の必要がございました。こうしたことから、イベント当日の加入団体との連携は限定的なものとなってしまいましたが、来年度以降につきましては社会情勢等を考慮しながら、より効果的な連携が図れるように努めてまいりたいと考えております。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) 小峰課長、婚活支援、婚活イベント、やっぱりこれはカップル数が問題ではなくて、婚姻数ですよね。できればこの毛呂山町で結婚していただくということだと思います。5組のカップのうち何組が結婚まで至るのか、5組なのか、ゼロなのか、これはやっぱりカップルさんにかかってくると思います。平均、出会ってから3年から4年かかるそうです、婚姻に至るまで。平均です。ですから、やはりこういうイベントというのはすぐに結果が出ません。長い時間かかります。ですから、結果を求められても、なかなかうまくいかないということは、私も婚活イベントをやっていますので、よく承知しております。先ほどご答弁いただいた婚活支援ネットワークとの連携をさらに深めていただいて、町全体が結婚を支援するような機運が高まっていただくようにお願いしたいと思います。  最後に、少子化問題について、町として今後どのような結婚支援を行っていくのか、展望などをお聞きします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  今後の町としての結婚支援についてのご質問でございますが、まずは埼玉県が実施しておりますマッチング事業であり、毛呂山町も加入をしているSAITAMA出会いサポートセンター、こちらの周知啓発にさらに努めてまいる次第でございます。この通称恋たまにつきましては、県が実施する事業でございますので、やはりスケールメリットがある取組だと、そして結婚を希望する方への出会いの機会を効果的に提供できる仕組みであると、このように考えているところでございます。  また、同時に町独自の取組といたしまして、先ほど答弁させていただきました毛呂山町婚活支援ネットワークとの連携強化や町独自の婚活イベントの実施、こういったことをしっかりと進めてまいりたいと思っております。先般実施いたしました婚活イベントの参加者アンケートによりますと、やはり安心感の観点から、全体の3割以上の方が自治体の主催の出会いの機会、こういったものを希望していると、こういった結果もございましたので、婚活イベントを含め、今後も町としてどのような出会いの機会を創出できるか、鋭意検討を行ってまいりますので、どうぞご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) では、本当の最後に井上町長にお伺いしたいと思います。  少子化対策等につきまして、やっとというか、ついに政府は重い腰を上げました。この毛呂山町、自然減で亡くなる方に対して生まれる方、差し引くと約300人ぐらい下がって、年々毛呂山町の人口は減っております。まずは結婚だと私は思います。担当課は、議論だけではなく、とても苦労して行動しております。大変すばらしい行動力だと思います。若い男女が出会って、幸せな結婚をして、できればこの毛呂山町で子育てをしていただく、それが最終目的だと思います。町長の考える今後の少子化対策等、展望をお聞きします。 ○小峰明雄議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 澤田議員の再質問にお答えをいたします。  非常に婚活の関係につきましては、澤田議員も大変積極的にそういった組織立てをしていただいて進めていただいていることに感謝を申し上げたいというふうに思います。そして、このたびはコロナ禍ということで、しばらくこういったこと、イベントができなかったわけでありますけれども、やっと12月に「毛呂山で、恋しよう」ということで、町がこういった婚活ができたということ、本当に積極的に動けたということをうれしく思いますし、そしてその応募が非常に多かったこと、これも非常に今後の課題が少し、この課題解決に向けて動いてきたなというふうにも思っております。  今は、先ほどマッチングアプリのお話がございましたけれども、最近は行政とマッチングアプリをする企業、この結びつきが非常に多くなってきたなというふうに思っています。特に今まで過疎地域、いわゆる岡山県であったり島根県であったり、あるいは青森県であったり、県がそういったマッチングアプリの企業と結びついての協定を結んで、そういった出会いの関係を進めておりましたけれども、さらに進んで、最近では三重県の桑名市、こういったところもマッチングアプリの会社と協定を結んで、そして進めているということ。だんだんとやはり行政と民間活力、いわゆる民間の力を借りて、そして進めていく形、これが非常に多くなってきたなというふうに見ております。確かに民間活力による、いわゆる婚活の関係については、多くの経験を積んだ民間のやり方、こういったものが非常に若者向けであったり、あるいは結婚を本当に願っている方々にマッチした、そういった仕組みが整っているわけでありますので、こういったことをしっかりと行政のほうも力を借りて進めていければなというふうに思っております。  私は、よくユーチューブ見るのですけれども、最近では非常に国際的なマッチングアプリが功を奏しておりまして、新潟県に東京の人が、若い青年が農業を目指して、そしてその限界集落で農業を始めたわけでありますけれども、その方が国際的なマッチングアプリでウクライナの方と結婚したのです。それをずっと私見ていますけれども、非常に積極的なその農業者、そしてウクライナの方ももう日本語がだんだんとしゃべれるようになって、そして周りの皆さんがその国際結婚した夫婦を支えているのです。すばらしい物語というか、そういったユーチューバーなのですけれども、これからはそういう時代なのだなというふうにも思っております。国内だけではなく、国際的にもう結婚をどんどん、どんどん進める時代だなというふうにも思っております。  そういった積極的な青年、あるいは出会い、こういったことをただ男性、女性というだけでなく、もう本当に多くの出会いを私たちがつくらなければいけないし、そういった環境づくり、これも行政に求められているのだなというふうに思いますし、そういったまちづくりもこれからは必要だというふうに感じております。これからも、さらに毛呂山町としての婚活の関係について積極的に進めてまいりますので、またご指導いただきますようにお願いをいたします。  以上です。 ○小峰明雄議長 この際、午前10時45分まで休憩とします。                                      (午前10時19分) ○小峰明雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午前10時45分)                                                       ◇ 牧 瀬   明 議員 ○小峰明雄議長 一般質問を続行します。  牧瀬明議員。                 〔5番 牧瀬 明議員登壇〕 ◆5番(牧瀬明議員) 牧瀬明でございます。一般質問の許可が出ましたので、一般質問をさせていただきます。今議会は、私、国民健康保険、市町村の保険を質問させてもらいます。  今の国保制度は、1961年にスタートしました。社会保障制度審議会、1961年の勧告は、国民健康保険は保険料に事業主負担がないことなどのため、どうしても相当額を国庫が負担する必要があるとしました。ところが、1984年の法改定で自民党政権は、国保への定率国庫負担をそれまでの総医療費の45%から38.5%に削減し、そのまま国庫負担を抑制し続けてきました。その後の50年で国保加入者の状況は大きく変化し、1960年代、国保加入世帯主の構成は、農林水産業は4割超、それから自営業は2割から3割でした。ところが、60年後の2020年度は年金生活者などの無職が43%、2020年度は非正規労働者などの被用者は33%、農林水産業は2.3%、自営業は16%です。無職が43%で、非正規労働者が33%ですから、この2つでもう7割、76%になります。国保加入世帯の平均所得は、1990年度は240万円でしたが、2020年度は136万円となっています。100万円減っているのです。2008年度からの後期高齢者医療制度の導入により、75歳以上の方が大量に国保から離脱することになりましたが、にもかかわらず国保加入世帯の平均所得が減り続けている事実に、加入者の貧困化の深刻さが現れています。  国保税には事業主負担がなく、被保険者の人数に応じてかかる均等割など、けんぽにない賦課の仕組みもあるため、もともとほかの医療保険より負担が重くなります。この間、国保に対する国の責任後退と国保加入者の貧困化、高齢化等が一体で進む中で、国保税の高騰が止まらなくなっているという状況になっています。これ以上の国保税引上げはするべきではないと考えております。  以上です。 ○小峰明雄議長 吉田住民課長。                 〔吉田茂雄住民課長登壇〕 ◎吉田茂雄住民課長 牧瀬議員の国民健康保険についてのご質問にお答え申し上げます。  議員ご案内のとおり、国民健康保険制度は、被保険者の構成や財政基盤が不安定であること、市町村間の格差など、構造的な問題があります。また、医療の高度化や加入者の高齢化などにより医療費が増加し、国保財政の運営において厳しい状況が続いておりました。この問題を解決するために、平成30年度から国民健康保険を都道府県単位化し、都道府県が新たに財政運営の責任主体となり、市町村は引き続き資格管理や保険給付、保険税の賦課徴収、保健事業などを行うことになりました。  国民健康保険税につきましては、埼玉県から提示される国民健康保険事業費納付金や標準保険税率、基金残額等を考慮して保険税率を決定いたします。現在の保険税率は、標準保険税率どおりになっていないため、不足分を基金で補うことにより、令和5年度の税率に関しましては引上げを行わないことといたしました。標準保険税率は、国のガイドラインに準じて算定されたものであり、将来的な保険税水準の統一を図る観点から、町として目指すべきものと認識しております。税率改正については、引き続き検討していかなければならないものと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 牧瀬明議員。 ◆5番(牧瀬明議員) それでは、再質問させていただきます。  ちょっと繰り返しますけれども、答弁は国民健康保険制度は被保険者の構成や財政基盤が不安定であること、市町村間の格差など構造的な問題がありますと。引き続いて、あと医療の高度化や加入者の高齢化などにより医療費が増加し、国保財政の運営において厳しい状況が続いておりますと。この問題を解決するため、平成30年度からは国民健康保険を都道府県単位化し、都道府県が新たな財政運営の責任主体となり、市町村は引き続き従来のそのほかの業務をすることになりましたと。  そこで、再質問なのです。国保制度の構造問題等を解決するために、平成30年度から市町村と都道府県とが国保を共同運営を始めて5年になりますが、その進展はいかがでしょうか、伺います。 ○小峰明雄議長 吉田住民課長。                 〔吉田茂雄住民課長登壇〕 ◎吉田茂雄住民課長 再質問にお答え申し上げます。  広域化の進展についてでございますが、平成30年度に国民健康保険が広域化され、県と市町村が一体となって財政運営、資格管理、保険給付、国保税の賦課徴収、保健事業、その他の保険者の業務を共通認識の下で実施するとともに、各市町村が国保事業の広域化や効率化を推進できるよう、県は国民健康保険運営方針を定めています。各市町村においては、県の運営方針を踏まえた国民健康保険の事務の実施に努めております。国保財政の安定的な運営をしていくために、原則として必要な支出を国保税や国庫負担金などにより賄うことになっておりますが、多くの市町村において、決算補填等を目的とした法定外の一般会計繰入れが行われています。医療保険制度が存続するために、これまでも医療費適正化等に取り組んでおりますが、平成30年度からは、埼玉県とともに収納率の向上や医療費適正化の取組に併せ、国保税率の適正な設定等により、計画的、段階的な赤字解消を図っております。毛呂山町におきましても、法定外の一般会計の繰入れについては、県の運営方針に基づき、計画的な解消が図れるよう取り組んでおります。  また、市町村ごとに異なる保険税水準の統一を図るため、県と各市町村で課題を整理し、必要な取組を進めております。保険税水準の統一については、段階的に進めることになっており、現在、納付金の算定において、医療費水準を反映しない納付金ベースの統一を行っております。その他、保健事業の統一につきましても、保険税水準の統一化に向けて、目指すべき課題として協議がされております。今後も、県と市町村の役割分担の下、さらなる取組を推進してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 牧瀬明議員。 ◆5番(牧瀬明議員) 答弁の中で、多くの市町村において決算補填等を目的とした法定外の一般会計繰入れが行われていますということですよね。これどういうことかというと、保険税が高いと。さらに高くするわけにいかないということで、一般会計から繰り入れるというふうに思うのですが、私の考えはそういうふうに思うのですが、これは質問通告していないのですけれども、この点について私の考え方というのはちょっとずれているかどうか伺いたいのです。 ○小峰明雄議長 吉田住民課長。                 〔吉田茂雄住民課長登壇〕 ◎吉田茂雄住民課長 再質問にお答え申し上げます。  多くの市町村で、決算補填目的で法定外の繰入れをしているということでございます。現在、県の各市町村におきましては、その解消に向けて努力しているということでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 牧瀬明議員。 ◆5番(牧瀬明議員) 余計なことを聞いて、余計なことといいますか、いきなり申請していなかった質問をさせていただいて、どうもありがとうございました。広域化の進展については、以上で終わらせてもらいます。  それで、2番目、現在の毛呂山町の保険税率は標準保険税率どおりになっていないため、不足分を基金で補うことにより、令和5年度の税率に関しましては引上げを行わないこととしたという答弁でした。標準保険税率、一般会計からの繰入れをしないことを前提にした税率ですが、国保の加入者の所得は低いのに、保険料は公的医療保険で現在のところ一番高くなっていますと。そうすると、このまま続けると、制度の持続可能性と国民皆保険制度の基盤を脅かすような問題になるのではないかと私は危惧しますが、いかがでしょうか。 ○小峰明雄議長 吉田住民課長。                 〔吉田茂雄住民課長登壇〕 ◎吉田茂雄住民課長 再質問にお答え申し上げます。  国民健康保険税は、被保険者の所得に応じて計算される所得割と、世帯の被保険者数に応じて計算される均等割の2方式で課税されておりますが、低所得世帯の均等割につきましては、7割、5割、2割を軽減する制度がございます。また、75歳以上の人が後期高齢者医療制度へ移行することに伴う経過措置や、会社の倒産や解雇などで失業した65歳未満の人の軽減措置もございます。なお、令和4年度から子育て世帯の経済的負担軽減の観点から、未就学児の均等割を5割軽減する措置が導入されております。保険税率は、県が算定した標準保険税率を参考に町が決定いたしますが、来年度は税率改正をせずに、納付金の不足分につきましては基金により補填することといたしました。低所得者に対する負担が大きくならないよう、保険税水準の統一につきましても、段階を踏んで課題解決に取り組んでいくことになっておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 牧瀬明議員。 ◆5番(牧瀬明議員) 未就学児の均等割を5割減額する措置が導入されておりますということで、未就学児だけではなくて、小学生、中学生、あるいは高校生、子供の中学生までこういう減額する措置は、できれば早急にしたほうがいいと思いますけれども、そういう考えはどういうふうな考えをされているか、それを伺います。 ○小峰明雄議長 吉田住民課長。                 〔吉田茂雄住民課長登壇〕 ◎吉田茂雄住民課長 再質問にお答え申し上げます。  令和4年度から、未就学児に対しての均等割の5割軽減というのが導入されまして、それ以上のお子さんたちに対してもというお話だと思うのですけれども、所得のない児童や生徒に対しての均等割の軽減というものが導入されれば、国民健康保険、今現在、所得のない方に対しても均等割が課税されておりますので、それは被保険者にとってもいいことだろうというふうに考えております。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 牧瀬明議員。 ◆5番(牧瀬明議員) 国保税については、知事会、市長会、町村会、みんなそろって国保に公費を1兆円投入して、国保料を協会けんぽ並みに引き下げるべきだというふうに提言しているのです。そうすると、これは一自治体でどうのこうのと議論する必要はあるけれども、できるものではないということですよね。知事会、市長会、町村会の言うように、こういう問題、国保に公費1兆円を投入してという問題をどんどん広めていくということで、それで全国的に、ああ、それはそうだと。国保を協会けんぽ並み、恐らく半額ぐらいになるのです。すべきだという声を上げていく必要は、ぜひ必要だと思いますが、この点について、ちょっと政治的になりますけれども、伺います。 ○小峰明雄議長 吉田住民課長。                 〔吉田茂雄住民課長登壇〕 ◎吉田茂雄住民課長 再質問にお答え申し上げます。  国保の公費の増額につきましては、各市町村の代表が国へ要望を毎年行っておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 牧瀬明議員。 ◆5番(牧瀬明議員) 国保の加入者の所得が低いのに国保税が高いということに関連してですけれども、低所得者世帯の均等割につきましては、7割、5割、2割を減額する制度がございますということなのです。しかし、こういう制度を持っていても現に滞納が多いのです。だから、これでは実際には全ての町民のための国民健康保険ということにはならないと思います。  そして、75歳以上の後期高齢者医療制度の経過措置や、会社の倒産や解雇などで失業した65歳未満の人の軽減措置も国保の仕事としてやっておりますと。令和4年度から、子育て世帯の経済的負担軽減の観点から未就学児のという、先ほどの問題、5割軽減する措置が導入されていますということですね。そして、保険税率は、県が算定した標準保険税率を参考に町が決定いたしますが、来年度は税率改正をせず、納付金の不足額につきましては基金により補填することといたしましたと。町民にとっては喜ばしいニュースです。低所得者に対する負担が大きくならないよう、保険水準の統一につきましても段階を踏んで課題解決に取り組んでいくことになっておりますので、ご理解賜りたいというふうに、私が先走りしてしまって進めてしまいましたけれども、この点はご理解いたしますという返事しかないです。  そして、何といっても低所得世帯の均等割、7割、5割、2割を減額する制度がございますといっても、こういう措置をしても、さらに滞納があるということも問題なのです。こういう点をもう少し調査して、7割、5割、2割は国の制度だということですが、これを町独自でもう少し軽減措置をやってみる、これもう少し柔らかくなるというふうなことはできるのですか、町でです。もう少し町の権限で軽減することができるか、緩和できるかということです。 ○小峰明雄議長 吉田住民課長。                 〔吉田茂雄住民課長登壇〕 ◎吉田茂雄住民課長 再質問にお答え申し上げます。  軽減をさらに緩和というお話ですけれども、今現在、埼玉県では、全国ですけれども、統一ということで進めているわけでございます。それについては法律どおりに持っていくということでございますので、それに向かって進めているということで、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 牧瀬明議員。 ◆5番(牧瀬明議員) こういう町議会で、国保税が高いから下げたらどうかという提案はできます、幾らでも。だけれども、実際にそれができるかどうかということになると、かなり難しい問題になるということだと思います。そうすると、これは議会で議論ももちろん必要なのですけれども、日常的にこういう問題を議会で質疑で答弁してもらって1時間では解決しない問題だと思うのです。日常的にやる必要があると、ぜひそれが必要だと私は思います。  そして、現在の国保は高過ぎるという声が町民の間に広く言われていることらしいです。私はそういうふうに聞きました。私もそういう話を聞いているので、高過ぎるということは、収入に合った保険料ではないということは誰でも分かりますよね。この点も議会はじめ、行政のほうでどうにかならないかというような議論を重ねていくことが必要だと思います。議会でやることも必要ですけれども、町民の間にこういう問題があって、ここをもう少し、保険税が高いという意見が多いので、いい方法があるかというような提案までもしてやるということも大事ではないかと思うのですけれども、そういう私の今の提案や意見、それはどう思いましたか。 ○小峰明雄議長 吉田住民課長。                 〔吉田茂雄住民課長登壇〕 ◎吉田茂雄住民課長 再質問にお答え申し上げます。  国保税が高いというお話でございますが、先ほどもご答弁させていただきましたが、所得に応じて軽減がございます。低所得者世帯の均等割につきましては、7割、5割、2割の軽減をする制度がございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 牧瀬明議員。 ◆5番(牧瀬明議員) 所得税の計算方法ですけれども、普通けんぽは所得に対する税率を掛けて、それだけなのです。均等割というのはもちろんないと、均等割があるのは国保だけだと。組合健保にもないです。組合健保の中で、それ国保も入っていますけれども、ほかの組合健保はないです。だから、一般の市町村国保はかなり厳しい保険料になっているということが言えると思います。  そして、先ほどの話に戻りますけれども、議会で保険料が高いとか、安いとか、下げろということでは、その問題をやらなくてはならないということは分かりますけれども、それが現実的かどうかという問題もありますので、そしてその所得割、先ほども言いましたように所得割と均等割があると。この均等割というのは、どうしてもこういう均等割という項目を設けて税を徴収しなければならないということが、国民健康保険の構造問題になっているわけです。こういう構造問題を解決するには、やっぱり1兆円を国保に繰り入れて、そして国保税を協会けんぽ並みに引き下げるという仕事をしなければ、国民は極端に言えば国民健康保険料を払うために生活の足を引っ張られてしまうという状態から脱することはできないと思います。その点について、改めて協会けんぽ並みに引き下げるべきだということを知事会や市長会、町村会、この町も入っていますので、そういう要求をしているということで、もう一回担当課長としての考えを改めて伺って、質問を終わりたいと思います。 ○小峰明雄議長 吉田住民課長。                 〔吉田茂雄住民課長登壇〕 ◎吉田茂雄住民課長 再質問にお答え申し上げます。  公費の増額につきましては、先ほども答弁させていただきましたが、毎年国保連を通じて国のほうに要望を上げてございます。それが実現するようにということで、毎年上げさせていただいておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ◆5番(牧瀬明議員) 終わります。 ○小峰明雄議長 この際、午後1時15分まで休憩とします。                                      (午前11時15分) ○小峰明雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 1時15分)                                                       ◇ 村 田 忠次郎 議員 ○小峰明雄議長 一般質問を続行します。  村田忠次郎議員。                 〔9番 村田忠次郎議員登壇〕 ◆9番(村田忠次郎議員) 9番、村田忠次郎です。議長から発言のお許しをいただきましたので、町政に対する一般質問を3問させていただきます。  その前に、一言申し上げたいと思います。井上町長がいつもおっしゃることの中に、「至誠にして動かざる者、いまだこれあらざるなり」、私はこの言葉を中学1年生のときに聞きました。学校の先生がそのことについて説明をしてくださったのです。これは吉田松陰の言葉だけれども、これは実は孟子の言葉であるというふうな話がありました。そのときに教えてくださった先生は、今はいませんけれども、誠の限りを尽くして人に接すれば、かなわないことはない、必ず分かってくれるよということだというふうな説明をしていただきました。私はずっとそのことを大切にしながら来ました。なかなか思うようにはいきませんけれども、誠意を尽くす、そのような姿勢でこれからもいきたいと思います。  3月2日の埼玉新聞の1面に、埼玉医大と、それから健康事業、そしてスマホ活用、医師助言との掲載がありました。この記事を御覧になった方もたくさんいらっしゃると思います。また、昨年11月10日には鎌倉街道上道が国指定史跡となり、今日までにご協力くださった方々への感謝の会が開かれたと伺いました。いずれも行政の前向きな取組と町民の協力のたまものであり、極めて明るいニュースであります。担当された方々並びに関係の方々に心から敬意を表したいと思います。  質問に入ります。まずは、健幸づくりのまち宣言に関してであります。今までの健康づくりについての考え方というのは、保健センターとかを中心として行政が町民に働きかけて、町民がそれに応えて行動していくという。それに比べて今度の健幸づくりのまちというのは、これは全国的に取り組まれていますが、本町においても、既に埼玉医科大学HAPPINESS館の協力をいただき、健康センターを中心に町民の健康管理、健康づくりに前向きに取り組んでいます。このたび健幸づくりのまち宣言があり、町民自身が実践しながら、心も体も健康に、さらに温かい地域づくりまでをも目指すということで、すばらしい取組と思います。大事なことは、自分で健康づくりに取り組み、健康状態を自分で見て確認し、健幸を実感できるように取り組んでいくことであります。この事業は、画期的で大変重要な取組であります。多くの効果が期待されています。「健幸」のもとは「心や体の健康」であり、「行動・実践」が大切です。  問いです。健幸づくりのまち宣言をしたことを記念する事業をお考えか伺います。  次に、「ハイキングのまち・越生」等、近隣市町との合同事業はお考えか伺います。  3つ目、鎌倉街道上道や、川のまるごと再生事業で整備した遊歩道もウオーキングコースに入れたらいかがでしょうか。  それから次、散歩中の安全、休憩等についての対策を伺います。  次ですが、散歩する町民の安全のため、「町民を守る家」の設置はいかがか伺います。  次です。この事業が実践されることにより、想定される成果を伺います。  2問目です。町財政から見て、4つの小学校を残すことができるだろうかということです。井上町長も、先代の小沢町長も、中学校の校舎の木質化に示されたごとく、教育環境の整備、充実に力を入れてこられました。その後、町教育委員会は、施設一体型小中一貫校についてまでも時間をかけて丁寧に検討してこられました。専門家の意見や、保護者をはじめ地域の方々の意見、すなわちここで「民意」と書きましたけれども、文字を変えまして「町民の考え」も十分に聴取できたのではないでしょうか。  一方、子供たちは集団の中で切磋琢磨しながら、多面的な学びをして、人との関わりを通して生きる力を身につけていきます。年少児に対する優しさや思いやりの心、運動などを通して育つ忍耐力なども、人との関わりを通して育ちます。施設一体型の小中学校で、異年齢の集団の中ではさらに多くの学び、育ちが期待できます。文部科学省から出された35人学級の件もあり、町は今までの計画を先に進められないが、その間にも子供たちは育ち、卒業していきます。可能な限り、早期に進めていただきたいと思います。  問いです。4小学校を残す場合、いずれ来る建て替えのとき、また大規模改造工事のときには、財源はどれだけ必要かを伺います。  次の問いです。平成30年の検討委員会で、「通学距離や地域の実情を勘案し、登下校の安全性が高いスクールバスの利用を含めて通学の安全を図る」としており、広聴会では質問への答弁で、「スクールバスの導入も含めて検討する」とあります。今日でも同じ考えか伺います。  次に、3問目です。児童館は、毛呂山中学校区にも設置すべきではないかということです。児童館は、川角中学校区にはあるが、毛呂山中学校区には設置されていません。  問い。設置されなかった理由を伺います。  次の問いです。学校の統廃合の折に、毛呂山中学校区にも児童館を設置すべきではないかと思うが、お考えを伺います。  以上、3問であります。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 村田議員の1問目、健幸づくりのまち宣言について、企画財政課所管部分のご質問に順次お答え申し上げます。  初めに、1点目の健幸づくりのまち宣言に係る記念事業の実施についてのご質問にお答え申し上げます。本町では、来年度から健幸づくりのまち宣言を契機として、住民一人一人が健康で幸せに暮らせるまちづくりを推進するための各種施策を展開してまいります。この健幸づくりのまち宣言は、埼玉医科大学グループが存在している本町の強みを生かして、子供から高齢者まで全ての年代の方たちが体の健康はもちろんのこと、心豊かに生きがいを持って本町で暮らしていけることを目指しております。町では、「健幸づくりのまち もろやま実施方針」を策定し、多くの住民に町の方針や健幸づくりのまちを推進していく取組について知っていただくことで、住民一人一人の健康に対する意識改革から行動変容につながる契機になればと考えております。こうした取組が継続できる仕組みづくりを行っていくことにより、長期的な目標として健康寿命の延伸を目指しております。また、事業成果の一つとして、将来的な医療費の抑制を目指し、その財源を次代を担う子供たちに投資することも、長期ビジョンとして考えているところでございます。  議員ご指摘の宣言に係る記念事業の実施につきましては、健幸づくりのまちをより多くの住民に知っていただくための方法として大変有効であると認識しております。町といたしましては、健幸づくりのまち宣言に合わせ、新規事業として埼玉医大グループとの連携による健幸ウオーキング事業や、ウオーキングコース設置等の環境整備を実施いたします。また、これまで町が実施してきた健康増進や生きがいづくりに関する事業につきましても、体系的な実施により事業効果を高めてまいります。また、町のホームページやSNS、「広報もろやま」等を活用して、健幸づくりのまち推進に関する情報を広く住民に周知する予定であり、既存の町主催イベント等にも「健幸づくりのまち宣言記念事業」などを冠することで、健幸づくりのまちの周知を図っていく予定ですので、ご理解を賜りたいと存じます。  次に、2点目の近隣市町との合同事業についてのご質問にお答え申し上げます。議員ご指摘のとおり、越生町では「ハイキングのまち・越生」を前面に打ち出してまちづくりを実施しており、多くの自治体でウオーキング事業等を実施しております。近隣市町との合同事業につきましては、観光面や交流人口を増加させる観点から効果的であるため、今後スポーツ振興課や産業振興課などで調整を行った上で検討していく考えでございます。町といたしましては、健幸づくりのまちを実現していくためには、住民の健康への意識改革から行動変容につなげていくことが重要だと考えており、令和5年度は気軽に取り組めるウオーキング事業に重点を置いております。健康への意識改革を行動変容につなげるためには、住民が気軽にウオーキングなどができる環境整備が必要です。そのため、町内各所にウオーキングコースを設定し、個人はもちろん、家族や友人などと気軽に町内を歩きたくなるまちづくりのイメージを持って取り組んでいきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  最後に、6点目の事業実施による成果についてのご質問にお答え申し上げます。健幸づくりのまち推進の取組では、健康寿命の延伸を数値目標として掲げております。本町では高齢化が進行しておりますが、高齢者がいつまでも元気で生きがいを持って生活することは、住民一人一人の生活の豊かさにつながるとともに、町の活性化や医療費の抑制など多くのメリットがあると考えられます。また、高齢者に限らず、保護者を含めて子供たちの規則正しい生活習慣の実践など、全ての世代が健康で幸せを感じるまちづくりを推進することで、毛呂山町全体の魅力向上につなげていきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 波田スポーツ振興課長。                 〔波田裕一スポーツ振興課長登壇〕 ◎波田裕一スポーツ振興課長 1問目の健幸づくりのまち宣言に関してのご質問のうち、スポーツ振興課所管分につきましてお答え申し上げます。  まず、ウオーキングコースとして鎌倉街道上道や川のまるごと再生事業で整備した遊歩道の設定についてでございますが、ウオーキングコースは町民の皆様が自宅などからいつでも気軽にウオーキングに取り組むことができるよう、複数のコースを設定してまいりたいと考えております。ウオーキングコースの設定箇所につきましては、市街地では役場周辺の南北のコースや武州長瀬駅周辺のコース、目白台周辺のコース、さらに自然や歴史的な文化遺産に触れることができる鎌倉街道周辺のコースなどを鋭意検討してまいります。  次に、散歩中の安全、休憩等の対策並びに「町民を守る家」の設置についてでございますが、町民の皆様が健康づくりを楽しく安全に実施していただくため、ウオーキング時の安全性を考慮し、ウオーキングコースを設定してまいりたいと考えております。また、ウオーキングコースの設定と併せまして、ウオーキングマップの作成を計画しております。ウオーキングマップには、ウオーキング時の安全対策やウオーキングコース周辺の休憩などができる場所として、公園や公共施設などを掲載し、町民の皆様がウオーキングを楽しく安全に安心して取り組んでいただけるよう努めてまいりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 石田教育総務課長。                 〔石田麻里子教育総務課長登壇〕 ◎石田麻里子教育総務課長 2問目、財政面から見て4小学校を残せるのかについてお答え申し上げます。  議員ご紹介のとおり、木質化を取り入れた中学校の大規模改造工事、体育館の改修工事、また近年では小中学校Wi―Fi環境整備など、町では教育環境の整備充実に努めてまいりました。これにより、子供たちが学校を思う気持ちの育成やICT教育の推進など、教育効果の高まりが図られたのではないかと認識しております。  そこで1点目、4小学校を残す場合の建て替えの費用及び4小学校の大規模改造工事費用についてお答え申し上げます。まず、4小学校を残す場合の建て替えの費用でございますが、小学校を建て替えると設定する年度によって、必要となる教室数が変化いたします。そこで、一つの基準といたしまして、令和4年5月1日の児童数による学級数を参考とし、国庫負担算定上の学級数に対する施設の必要面積で、毛呂山町公共施設等総合管理計画における公共施設の更新等費用の単価を用いますと、建て替え費用は約64億円でございます。  次に、4小学校の大規模改造工事費用でございますが、同じ条件で大規模改造工事を実施済みの毛呂山小学校体育館の必要面積を除きますと、約32億円でございます。  次に、2点目、スクールバスの導入についてお答え申し上げます。教育委員会で開催した住民広聴会や毛呂山町小・中学校のあり方検討委員会での委員意見書において、中学校校舎を利用した施設一体型小中一貫校となった場合のスクールバスの導入の有無についての意見等がございました。これは、学校編成に伴い通学距離の増加が見込まれる地区があることによる保護者の方々の心配によるものであると認識しております。教育委員会では、子供たちへのよりよい教育環境検討の中で、保護者の方々の思いにも沿った検討が必要であると考えていますので、ご理解賜りますようお願いいたします。 ○小峰明雄議長 小川児童館長。                 〔小川賢三児童館長登壇〕 ◎小川賢三児童館長 3問目、児童館は毛呂山中学校区にも設置すべきではないかのご質問に順次お答え申し上げます。  まず、1点目の毛呂山中学校区に設置されなかった理由についてですが、現在児童館に保存されている建設当時の文書を確認いたしましたが、場所の検討や現在の場所に決まった理由等の記述はございませんでした。また、当時の議会の議事録を確認いたしましたところ、旧川角中学校跡地利用という課題があり、まず旧コミュニティセンターの建設が決まり、同センターに児童館を併設することが考えられましたが、難しいとの判断により、現在の場所に新たに建設したことが答弁などに記述されておりました。児童館については、必ず中学校区に1つ造らなければならないということではなく、また当時は児童館を整備している市町村も多くはない状況でしたので、新規に1館建設することに決まったのではないかと思われます。  次に、2点目の学校統廃合の折に毛呂山中学校区にも設置すべきではないかとのご質問にお答え申し上げます。現在の児童館は、川角中学校の東側に位置しており、毛呂山中学校区の児童にとっては遠いため、なかなか利用が難しい場所となってございます。児童館は、子供たちに健全な遊びを与え、その健康を増進し、情操を豊かにすることを目的に設置されている施設でございます。子供の発達を促す上で遊びは欠かせない要素であり、児童館では様々な学年の子が一緒に遊んでおり、遊びを通して物事を考え、行動をし、自主性や社会性を身につけることを支援する大事な施設であると認識してございます。児童館の果たす役割から考えれば、議員ご指摘のとおり、毛呂山中学校区の児童が通いやすい場所にも施設があるのが理想と考えております。  しかしながら、当町においては、議員ご承知のとおり公共施設等総合管理計画が作成されており、計画においては施設保有量の適正化として、単独施設の新規整備を行わない方針が示されております。また、当町の非常に厳しい財政事情からも、新規の児童館の整備は難しい状況となってございます。今後につきましては、既存の公共施設を活用した児童館の整備について、よく研究してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 村田忠次郎議員。
    ◆9番(村田忠次郎議員) それでは、少し再質問をさせていただきます。  本当にこのたびの健幸づくりのまち宣言、これやっぱり何でもそうですけれども、言われてやるのではなくて、自分たちから進んでやる、行動するということ。健康づくりというのは、本当にどなたにとっても大事なことです。それに向かって町民が前向きに動いていくのはすごく大事なことだというふうなことで、これを提案された議員さんにもすばらしいことだというふうに敬意を表したい。それから、またそれを膨らめてくれた行政の方にも、担当課にも、本当にありがたく思います。私も一生懸命歩こうと思っています。  再質問させていただきます。事業に取り組んで、早い時期にやはりなるべく多くの町民がこの趣旨をよく聞けるような、そういう講演会なり説明会なり、そういうものがあるといいなというふうに思っているのですけれども、気軽で楽しいウオーキングというテーマでも、それはどうでもいいのですけれども、記念講演はお考えか、伺いたいと思います。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  ウオーキング等に関する記念講演の実施についてのご質問でございますが、住民の皆様がウオーキングに取り組み、そして何より楽しみながら継続してもらうことは、この健幸づくりのまち推進に当たりまして非常に重要なポイントになってくると考えているところでございます。町のほうでは、多くの方に楽しみながらウオーキングを行っていただくために、先ほど答弁いたしましたとおり、ウオーキング環境の整備ですとか、埼玉医科大学グループとの連携によるウオーキング事業等を実施していくというところでございます。ご質問の講演形式でのウオーキングに関する記念講演等につきましては、現在スポーツ振興課のほうが実施しておりますウオーキング教室や、また生涯学習の観点から公民館講座などで、既存事業の中で効果的に実施のほうをしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 村田忠次郎議員。 ◆9番(村田忠次郎議員) やはり町民が、大勢の方がせっかくのことなので、まず知るということ。そこに取り組む、そういう気持ちになるということはとても大事なので、よろしくお願いいたします。  それから、質問の中で、「ハイキングのまち・越生」と「健幸づくりのまち もろやま」が、合同でのイベントもどうだろうかというふうなことを思っていまして、これについてはどんなものでしょうか、伺います。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  越生町との合同イベントといったようなご質疑かなと思いますが、議員ご案内のとおり、越生町につきましては「ハイキングのまち・越生」を掲げているというところでございます。本町におきましては、健幸づくりのまち推進に当たりまして、令和5年度はウオーキングを軸に新規事業、こういったことを展開していく考えでございます。歩くことを共通のテーマとして、自治体間の連携により事業を実施していくということは、本当に相乗効果、そういったようなことが期待されるものでございます。そういった中で、町のほうといたしましては、来年度につきましてはまずは住民の皆様に健康への意識改革から行動変容、これのきっかけづくりにつながる事業をしっかりと推進のほうをした上で、今後広域連携の観点からも共同事業については担当課を通じて鋭意検討のほうをしてまいりたいと、このように考えておりますので、どうぞご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 村田忠次郎議員。 ◆9番(村田忠次郎議員) いずれは毛呂、越生、鳩山とか、川のまるごと再生事業でできた遊歩道、梅園から今川橋まで14キロあります。この3町の、足されるといいなというふうには思います。  続いて、質問させていただきます。この事業をコミュニティ形成により、地域防犯や災害時の助け合いにもつなげられると思うのですけれども、これはもうほかの方も関係あると思いますが、これについてはいかがでしょうか、伺います。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  今回の健幸づくりのまちの推進に当たりましては、健康づくり、それと生きがいづくり、そして人づくりと、こういった3つの基本方針を掲げておりまして、取組のほうを進めていこうと、こういった計画でございます。このうち生きがいづくりにおきましては、人と人とのつながりや地域コミュニティの活性化、こういったことを図ることで、住み慣れた地域で住民一人一人が生きがいを持ち、心豊かに暮らせるまちづくり、こういったことを目指しております。こうした取組の推進によりまして、地域コミュニティの活性化を図ることで地域への愛着や絆といったことが深まり、ひいては地域防犯や災害時の助け合い、こういったことにもつながっていくものではないかと、このように考えておりますので、どうぞご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 村田忠次郎議員。 ◆9番(村田忠次郎議員) やはり隣接の町と仲よくしておくというか、簡単な言葉で言えば、それも非常に大事なことで、線が引いてあるわけではありませんけれども、町が違うと付き合いも限られてしまうのですけれども、できる限りそのようなことが必要なのではないかなというふうに思います。  それから、道路面の改修については、まちづくり整備課が取り組んでいただき、大変よくなってきてはいるのですが、多くの人がこのウオーキングで歩くということがあって、このコースについてだけでも、もう一遍改めて路面のチェックをすべきではないでしょうか。これについて伺いたいと思います。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  道路面の整備といいますか、いわゆるバリアフリー的な部分かなと思いますが、全ての方にとって利用しやすい道路等の環境整備は、町の重要課題でもあると認識しているところでございます。今回の健幸づくりのまち推進に当たりましても、ウオーキングを一つの軸としているところでございます。住民の皆様には、個人はもちろんのこと、家族等で安心して安全にウオーキングのほうを楽しんでいただくためにも、限られた財源の中ではございますが、道路面の整備や安全な歩道の整備、そういったことを環境整備のほうを目指していきたいと、このように考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 村田忠次郎議員。 ◆9番(村田忠次郎議員) 細かい質問ちょこちょこで申し訳ありません。何度も申し訳ないです。  それから、いろんな障害を持っていたり、それから高齢になってしまって、なかなか歩きにくいよという方に対しても、これはやっぱり新しい取組として、心機一転ではないですけれども、気持ちを先に動かしてくださる方もいらっしゃると思います。ということは、障害を持つ方や、あるいは高齢者にも積極的に参加していただく配慮というのは、これについてはいかがでしょうか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  健幸づくりのまち推進に当たりましては、住民一人一人が世代や障害の有無にかかわらず、健康で幸せに暮らせるまちづくりを目指していくと、こういった取組でございます。身体面の健康につきましては、年齢や疾病等によりまして制限などがある場合も、それぞれの状況で健康があると、このように考えているところでございます。そして、身体面の健康のほか、生きがいや楽しみを持って生活していただくことも、町が取り組む今回の健幸づくりのまちの大きな目指す方向でございます。町のほうといたしましては、今後も生涯学習事業の推進や高齢者の方の通いの場の充実など、こういったようなこれまでの取組をさらに進化させることによりまして、障害者の方の関係もございますので、当然ユニバーサルスポーツ、こういったような事業の検討など、多くの方が気軽に参加できる事業展開に鋭意努めてまいる所存でございますので、どうぞご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 村田忠次郎議員。 ◆9番(村田忠次郎議員) ありがとうございます。今お話をいただきましたけれども、「日本一やさしいまちもろやま」という、まさにこのことだなというふうに思いまして、老いも若きも、障害があってもお元気でも、みんなが喜んで参加できるということ、そして参加することによってコミュニティが生まれて、そしてまた一人一人がそれぞれが前向きに生活できるということ、これはいい町になるのだろうというふうに思います。大変ありがたいことだなというふうに思います。  それから、ウオーキングしたりすると休憩場所というのが必要になってくるのですけれども、地域の公園などは大事な休憩場所だろうというふうに思います。公園のベンチや水道の補修というもの、修理は、これについてはここで取り組むという話もありましたけれども、これについてはどんなふうにお考えですか、伺います。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  健幸づくりのまち推進に合わせました公園整備についてのご質問でございますが、町のほうでは来年度から町内の都市公園の遊具整備を計画的に進めていくものでございます。公園は、ご承知のとおり、地域コミュニティの起点となる憩いの場でもございます。また、公園遊具の整備により安全な遊びの場を提供することで、子供たちの心身の健康を増進するとともに豊かな情操を育むと、こういったことも目指していく考えでございます。こちらも限られた財源の中ではございますが、計画的に公園遊具と併せて健康遊具の設置等も進めていく考えでございますので、今後も町内の公園が多くの世代の方たちにとって憩いの場となるように、鋭意努めていきたいと考えておりますので、どうぞご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 村田忠次郎議員。 ◆9番(村田忠次郎議員) 一番最初にも申し上げましたけれども、健康づくりということで、これについては非常に保健センターが毛呂山町は一生懸命取り組んでくださって、いろいろと実績を上げてこられたのですけれども、今日まで町民の健康に関する事業を実施してこられた保健センターとして、健幸づくりのまち宣言をどう受け止めるのか伺います。 ○小峰明雄議長 小泉保健センター所長。                 〔小泉雅昭保健センター所長登壇〕 ◎小泉雅昭保健センター所長 再質問にお答え申し上げます。  これまで議員おっしゃるとおり、保健センターでは町民の健康づくりを推進し、数々の健康増進事業を実施してまいりました。このたび健幸づくりのまち宣言を契機として、保健センターといたしましても町民の健康増進を図る上で、住民一人一人が健康で幸せに暮らせるまちづくりを推進するため、新たな健康増進事業を展開してまいりたいと考えております。その一つとして、先ほどから出ております、来年度保健センターの新規事業といたしまして、埼玉医大グループとの連携による、埼玉県のコバトンアプリを活用した健幸ウオーキング事業を予定しております。そのほかにも産後ケア事業や帯状疱疹予防接種の一部助成事業、前立腺がん検診事業といった4つの新規事業を予定しており、令和5年度の当初予算案として上程させていただいております。今後におきまして、保健センターといたしましては、町を挙げての健幸づくりのまち宣言におきまして、町の先頭に立って町民の健康増進を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○小峰明雄議長 村田忠次郎議員。 ◆9番(村田忠次郎議員) ありがとうございます。今の答弁の中で、保健センターとしては町を挙げての健幸づくりのまち宣言において、町の先頭に立って町民の健康増進を図ってまいりたいという言葉がありました。行政主導というふうに言いますけれども、私は議員からのいろんな提案とか、そういったものも受けていただいて、それよりも上に行った、行政主導が中心でもって考えて行動するというか、そういったことはすごく大事だというふうに思います。ほとんどが行政主導だと思いますけれども、やっぱりこれからますますそういうことが大事になってくるのではないでしょうか。ありがたく思います。  また、次なのですけれども、私今朝、下田議員にこの健幸づくりのまち宣言、これの大本は、震源地は副町長かねという話をしたら、そうではないそうです。であるけれども、私はそういうアドバイスがあったのかなというふうには思っています。これとっても大事な事業だと思うのですけれども、副町長としてはどのように受け止めておられるか。前もって言ってありませんからあれですけれども、よろしくお願いします。 ○小峰明雄議長 関本副町長。                 〔関本建二副町長登壇〕 ◎関本建二副町長 再質問にお答えを申し上げます。  この健幸づくりのまち、そして健幸ウオーキング事業、私も前職は県の保健医療部長でございましたけれども、その当時はコロナの関係の対策ばかりが仕事でございまして、この毛呂山に参りましてから、やっと保健医療部長らしい仕事ができたというふうに捉えております。私も医大のほうともいろいろ調整といいますか、話合いをさせていただいて、いろいろ組立てをしてまいりました。そして、何よりも私自身が、実はウオーキングを始めて腰痛が治ったとか、実態としてこれはやっぱりいいものだと、体にいいものだというのを実感しておりますので、中心になって事業を進めていきたいと考えております。 ○小峰明雄議長 村田忠次郎議員。 ◆9番(村田忠次郎議員) ありがとうございました。言うはやすく行うは難しというか、本当に言うことは簡単ですけれども、行うことが本当に大事で、ウオーキングをされていて、自然に体も治ってという話を伺いまして、私もそうしなくてはいけないなというふうに思っています。いい提案を企財のほうからしていただきまして、ありがとうございました。  最後に、仲間と一緒に楽しみながらウオーキングをして、心身ともに健康になり、医者にもかからず、介護も受けず、友達もでき、おかげで日々の生活が楽しいという話が多く町民から聞ける日も遠くはない。そのような取組だと思います。ありがたく思います。  次に、教育のことについて申し上げたいと思います。課長のほうから、大規模改造では32億円、それから全4つの小学校建て直しでは64億円かかるという話を伺いました。本当は、その数字を知ることが第一目的ではありませんでした。私は、それだけの金をかけて学校を建て直したり、それから大規模改造をするという、小学校ですよ、それよりもそれをしないで中学校に施設一体にして入ってもらって、バスを準備してみたり、それからまた子供の人数も多くなりますので、そういった環境の中で子供たちはいわゆる切磋琢磨、それからまたお互いにいろんな角度からの学びができるということ。小規模だと子供たちを大事にするように見えますけれども、将来に向かって、小規模でもって手が行き届いた教育をしてしまうと弱くなってしまうと。子供一人一人が弱くて、社会に出たときに、あるいはほかの学校に行って、高等学校や何かに行ったときに、やっぱり十分に育ち切っていないということで、困ることが少なくはないというふうに聞いています。いい面もあるし、足りない点も出てくるわけですから、そういうことでお金をかけるのだったら、その分を違うところに使ったほうがいいのだろうというふうなことで、裏にそういう気持ちがありまして、この質問をさせていただきました。石田課長は非常に堅いので、真面目なので、2回ばかり話合いして、4時間ぐらいかかったと思いましたけれども、その両方で本当に誠実にというか、誠意を持って答えてくださいました。私の願いは、さっき言ったようなことであります。やっぱり教育行政だけではなくて、ほかのこともいっぱい町には課題がありますので、そういった課題を考えながら、全部の学校を残していって、そこに金をかけてというのではなくても、私はいい教育がほかでもできるのだろうというふうに思っています。  質問ですけれども、教育には金をかけるということで、米百俵の話があったりしますけれども、私はその考え方は悪くはないわけで、そのとおりだと思っています。しかし、それだけではなくて、毛呂山町の財政状況から考えてみたときに、この64億、あるいは32億というのは、現段階では負担が重過ぎやしないだろうかということ。もちろん国庫の補助金の活用でもってすると、できるかもしれませんけれども、やっぱり町民に多少の我慢をしてもらうということ、子供たちにも我慢をしてもらうということはあってもおかしくはないと思っています。負担は多過ぎないだろうか。これについてはどうでしょうか、伺います。 ○小峰明雄議長 石田教育総務課長。                 〔石田麻里子教育総務課長登壇〕 ◎石田麻里子教育総務課長 再質問につきましてお答え申し上げます。  毛呂山町の財政の中で、こういった建て替えなどをした場合の負担についてのご質問でございますけれども、今まで中学校の大規模改造工事や体育館の改修工事、小中学校のWi―Fi環境整備など教育施設環境整備を実施する際には、国庫補助事業などを積極的に活用して教育環境の充実を図ってまいりました。教育委員会では、来年度策定予定である今後の小中学校編成の基本方針となる計画案の中で、町の目指すところの教育を行っていくためにどのような教育施設が有効であるかをお示しし、施設整備費用についてのご理解も得てまいりたいと考えております。また、補助事業などの検討も行ってまいりますので、ご理解賜りたく存じます。 ○小峰明雄議長 村田忠次郎議員。 ◆9番(村田忠次郎議員) よろしくお願いします。  次に、施設一体型になると、通学路が遠くなるという子が出てきます。そのときには、他町村の例ですけれども、一番知られているつくば市では9つぐらいの小学校が統合して、スクールバスを使ってやっています。それから、もちろんほかのところでもみんなそうですけれども、スクールバスを使って通学をすれば通学の安全、これは図れるし、本当にいいわけですけれども、毛呂山町では2度にわたってスクールバスについての質問がありました。いろんな検討会、委員会でもってスクールバスについての質問があって、町としての方針ははっきりとは示していないような気がするのですけれども、検討するという言い方をしていますけれども、これについてどんなものでしょう。今の考え方をお願いしたいと思います。 ○小峰明雄議長 石田教育総務課長。                 〔石田麻里子教育総務課長登壇〕 ◎石田麻里子教育総務課長 再質問につきましてお答え申し上げます。  スクールバスについての検討とのご質問でございますが、スクールバスについてのご心配というのは、先ほどもお答え申し上げましたとおり、保護者の方々のいろいろな思いというところからのご心配であるというふうに理解しております。そして、計画などをつくるときには、そのような保護者の方々のお心に沿った計画をつくっていきたいというふうに考えております。また、安全な通学手段の確保という観点からの検討をスクールバスを含めて行ってまいりますので、ご理解を賜りたく存じます。 ○小峰明雄議長 村田忠次郎議員。 ◆9番(村田忠次郎議員) 学校の統廃合については、いろんな会議でもって署名があったり、いろいろ意見がありました。しかし、スクールバスのことでもってはっきりと検討するというふうに答えてもらったということ。これは、そのときの会議でもそうだったと思うのですけれども、これを一番保護者は心配するわけです。ですから、これからの会議では、もう会議終わったわけですけれども、いい方向に向かっているなというふうに安心しました。  次に、教育長に伺います。今、最近の子供たちというのは、コロナでもって距離が置かれ、なるべくそばに寄らないではないけれども、それとか社会的に見たときに、いろいろいわゆるコミュニティが少なくなって、人間と人間が距離を置くようになってきてしまっています。それから、学校の中でも食事のときに黙食だなんていって、確かに体の健康を守るために、病気にかからないために仕方がないけれども、そういうことが続いています。それから、うちへ帰ってきては、学校から持っていっていいよと言われたタブレットを持っていってタブレットで勉強するという、実物で勉強しない。それで、そういったITを使ってのことが多い。すると、一人一人の関係がちょん切られてしまう、切られてしまうというか、分断されてしまうという、そういう現実があるわけです。  これが今の子供たちの姿だろうというふうに思うのですけれども、私の願いは、これではよろしくないと思っています。やっぱり人と人のつながりが非常に大事だと。それは、小規模校では実現できないという面もなくはない。少しの適度な規模にして、そして関わりをいっぱい持てるようにして、そしてそういった中で育つ、そういうことを願っていました。こういったことも含めて、それからもちろん財源のこともあります。お金がなければ、いわゆるない袖は振れないというのと同じでもって、社会はつながりであって形成されているものですから、今のうちからそういうことを子供たちにも身につけさせることは大事であって、そんなことも含めてこれからの学校の在り方、保護者との在り方、地域との在り方、それから行政との在り方、もちろんそんなこともありますけれども、これからの子供たちのことについて、思いの丈を語っていただきたい。よろしくお願いいたします。 ○小峰明雄議長 髙沢教育長。                 〔髙沢佳弘教育長登壇〕 ◎髙沢佳弘教育長 再質問にお答えいたします。  昨今の社会情勢を鑑みますと、児童生徒の健全な育成に必要な環境というのは、多々課題があるように思います。議員ご指摘のとおり、本町のほうではただいま小中一貫教育プログラム、地域を巻き込んだ教育活動を展開しております。この中で、家庭、地域の社会性の機能の強化ですとか、あるいは地域とコミュニティを、絆を強く結んで子供たちの健全育成を図る、これは大変重要なことかと思います。また、学校の再編成に関しましても、児童生徒が多様な考え方、そしてたくさんの教員、あるいは友達と互いに絆を深く結びながら学習活動を展開することも大変重要かと思います。  幾つかのそのような課題の中で、本町といたしましては、先ほど申した小中一貫教育プログラムが一番効果を示すことができる施設形態を施設一体型と捉えて、それを目途に現在進めているところでございます。このプログラムを推進することによって、9年間を見通した教育課程の編成、そして児童生徒の確かな学力、地域を担う人材づくり、またコミュニティ・スクールを通して地域との人づくり、これをぜひ実践して、夢を持ち世界に羽ばたく毛呂山の子供をぜひ育成してまいりたいと思いますので、ぜひご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 村田忠次郎議員。 ◆9番(村田忠次郎議員) ありがとうございました。  では、3問目で、毛呂山中学校区には児童館がないということについて、これについて質問をさせていただきます。先ほどの小川課長の答弁の中で、大変学童は非常に教育的な面での効果があるということですけれども、これについては本当にすばらしいことだなというふうに思いました。全国の自治体で調べたものでは、児童館設置率は60.6%、昨年度ですけれども、それからまたその残りの39.4%の自治体のうち96.2%が児童館設置の予定があるというふうに言っています。やっぱり児童館の大切さとか必要性というものを全国的にも非常に評価している、考えているのだなというふうに思っています。課長が先ほどおっしゃったように、児童館の果たす役割は大きいです。これについて、さらに財政面で厳しいということがありましたけれども、それから建物の面積のことについてもありましたけれども……。  すみません。答えてもらえなくて申し訳ない。時間がなくなってしまいました。どうもありがとうございました。 ○小峰明雄議長 本日通告されておりました岡野勉議員の町政に対する一般質問については、会議規則第58条第4項の規定により、行わないこととします。 △後日日程の報告 ○小峰明雄議長 本日はこの程度にとどめます。  明3月7日は、午前9時30分から本会議を開き、町政に対する一般質問を行います。  続いて、議案第1号から議案第3号まで及び議案第12号から議案第18号までの提案者の説明、質疑、委員会付託を行います。さらに、議案第4号から議案第11号までの提案者の説明、質疑、討論、採決を行います。 △散会の宣告 ○小峰明雄議長 以上で本日の日程は全部終了しました。  本日はこれにて散会します。                                      (午後 2時16分)...